2019年6月12日
vol.808
つばめ学院の関口です。
今日は「高校生」について書こうと思います。
普段は小学生や中学生の話題が多いですが、今日は「高校生」についてのお話です。
とはいえ、小中学生にも大いに関係のある事なので、是非とも多くの方に読んで頂ければと思います。
この時期に教室で起きていること
まず、今のつばめ学院の「高1生」に起きていることについてお伝えします。
全ての高1生ではないのですが、多くの生徒に関して起きている事です。
それが、
「急激なモチベーションの上昇」です。
これは、もう、私も親御さんも見ていて「笑ってしまう」程に分かりやすい反応なんです。
高校1年生が「もっと勉強させろ!」と叫んでいるように見えてしまうくらいなんです。
その理由についてしっかりお伝えします。
高校生活を見据えた進路指導
つばめ学院が進路指導で大切にしているのが「その後の生活」なんです。
この点を考慮せずに「進路指導」をされている事が世には多い気がしています。
もちろん、中学校の先生も含めて、です。
高3生の進路指導に関して、この観点ではシンプルです。
基本は「できるだけ偏差値の高い大学」に合格できるように指導します。
中3生の進路指導は全く異なります。
なぜなら、中3生は進学後の「3年間」があり、その期間でどう成長するかが大切だからです。
高3生が大学に入ってから、その学力がほとんど問われない事と対象的です。
では、その違いを見据えた進路指導がどうなるかといえば、そこはシンプルです。
そのお子さんが、
「クラスのビリでも伸びる子」なのか「クラスの中で優等生の方が伸びる子」なのかを見定めるという事です。
「ビリでも伸びる子」の特徴は、基本的にはぼんやりした性格で、まわりの友達に流されるタイプの子です。
そして、なんと言っても「打たれ強さ」を持っている子です。
こういう子は、ギリギリの受験を経験して「ビリでもいいから生き延びろ!」と言って、新しい環境に飛び込ませると驚くほどの成長を見せてくれます。
「優等生で伸びる子」の特徴は、「おだてると木にも登れる子」と言えます。
ちょっと怒られそうですが。。。
また中学でなかなかトップクラスに入り込めずにもやもやしていた子も含まれるかもしれません。
高校の3年間で伸ばす!
いま、つばめ学院で起きている事にお話を戻します。
中学の頃に「しっかり努力をしていた」けれども、なかなか「1番」にはなれなかった子がいます。
そういう子の中で、「1番を射程におさめて伸びる子」に関しては、高校の志望校選択の段階で、ご家庭と本人にお話をしています。
「クラスで1番。学年で1番。そいういうのは、メッチャ気持ちいいよ」というお話です。
そして、そのお話に強く共感して頂いた方々は今の時期に驚いています。
お子さんが見たこともない姿で勉強をしているからです。まるで、中学までの枷が外れたように私には見えます。
「努力をすれば、それだけの結果が出る」
そんな単純な事を、いまいち実感なく聞き流してしまう子も実際にはいます。
そんな子達が輝く場をなんとしてもつくりたいんです。
そんな子達が、高1の中間での結果を報告してくれます。
「先生!数学の点数がクラス1番なんだけど!!」
いままで「1番」なんてとった事のない子が叫びながら入ってきます。
その声に応えます。
「おう!お前なら1番とると思ってた。これから3年間、ずっと1番でいような」
この子達の躍進は、まだ始まったばかりです。