ココロを届けるコトバ

2019年6月13日

vol.809

 

つばめ学院の関口です。

 

実は昨日、とても嬉しいことがありました。今日はそのお話について書こうと思います。

 

 

つばめ学院の報告書

つばめ学院では、毎回の授業のたびに「授業報告書」を発行しています。

いまは「Comiru」というサービスを利用して、以前よりも格段に良い報告体制ができています。

 

私が保護者の方と個人面談をさせて頂いていて、ダントツに多いご意見があるんです。

それは、

「毎回、あんなに詳細な報告書を書くのは大変ではないですか?」というご意見です。

 

そのご意見には素直にお答えするようにしています。

「はい。ものすごく大変です。それはもう、頭がよじれるくらいに。でもお伝えしたい事がそれだけあるので、そこは何としてもお伝えしたいですよね。」

保護者の方々は、私達と同じ方向を向く「同胞」だと思っています。そうだとすれば、私どもがお預かりしている時間内に何があったのかをしっかりお伝えしたいんです。

 

 

講師は理解していた

つばめ学院の講師にとって「一番大変な事」は間違いなくこの「報告書」だと思います。

この「報告書」は塾からご家庭に送るGiftなんです。

私達のココロを伝えるコトバという贈り物です。

 

そして、贈り物であるからこそ講師は悩みます。

塾の教室で生徒にどう接するのか、という事は常にリアルタイムなので、あまり「悩む」という事はない気がします。

どの講師も「その瞬間」を最高のものにしようと必死です。

違えば私が指摘もしますし、必要であれば割って入ります。

 

しかしです。「報告書」はそういうわけにいきません。

講師自信と生徒の関係を「一人で」向き合うしかありません。

その先にこそ、教室で起きた「小さな奇跡」をご家庭にも送ることができるのだと私は確信しています。

 

 

何を伝えたのか

先日、私が講師の報告書をチェックしていた時に本当に嬉しい驚きを感じました。

 

最もキャリアの長い講師が、素晴らしい報告書を書いていたからです。

素晴らしい報告書とは、「嘘がなく、誇張もなく、それでも生徒の良さが伝わる」という報告書です。

それを、全ての授業・全ての生徒に対してご提供しようとしているのが「つばめ学院」です。

 

その講師はこのように書いています。

 

前回の範囲の平方根の確認テストは85点でした。点数としては良いですが、間違えがどれも計算にミスや根号の外し忘れ等のケアレスミスでした。試験本番でのミスを減らすためにも、まずは毎週の確認テストでテストでミスをしない練習をしていきましょう。(生徒)君はまずは、分かる問題をすべて確実に解くことを意識して演習に取り組んでいってもらえればと思います。

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 (講師)の言う通りだと考えています。(生徒)くんにとっては、「できるものを確実に全て取りきる」という事が最優先で取り組んでもらいたい事です。(関口)

 

単語テストは、今回も満点をしっかりととってくれました。先週学習した章の確認テストは86点と75点と良い点数ではありますが、もったいない問題が多かったです。不定詞は問題なさそうでしたが、文構造についてはもう少し演習が必要かと思います。宿題でかなりの量の文構造についての問題を出しましたので、まずは演習をしっかりとこなしていってもらえればと思います。

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 少しずつ宿題の量も増やしながら実力を上げて欲しいと考えています。「たくさん勉強できる」というのは(生徒)さんの強みの1つなので、しっかり活かしながら受験を進んで欲しいです。(関口)

 

つばめ学院の講師は最初に「生徒を観る」ことを徹底的に要求されます。

「ただ見る」ではなく「観る」です。

どれだけ細かく生徒を観ることができるかをしっかり追求して欲しいと思っています。

 

その「観る」の先には、日々この教室で起きている生徒達の「物語」を紡ぐ力があります。

 

それこそが、私達の「ココロを届けるコトバ」だと確信しています。

いや、講師が私に確信させてくれました。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。