試験後に大切なことは?

2019年7月11日

vol.811

 

つばめ学院の関口です。

 

更新が滞ってしまっていますね。すいません。

塾内のやや大きめの改革をゴリゴリ進めております。教室の空気は日増しに良くなっているのですが、どうしても対外的なブログが疎かになってしまっています。

 

ブログの更新をサボっていた間に、和光市内の中学では1学期の期末試験が終わってしまいました。

今日はそんな「試験後」に考えるべき事について書こうと思います。

 

 

試験が返ってきたらまず反省

今回の期末試験。結果はいかがでしたか?

もちろん、「良かった!」という子もいれば、「ダメだった!」という子もいると思います。

その中間の「ん、、、まあ、こんな感じ」という子もいますよね。

 

どの子に対しても大切な事は、この試験の「振り返り」と次回への「改善の計画」です。

 

いまの段階で、「次回の中間試験は"頑張る!"」では黄色信号です。

「こんなはずではなかった」になる可能性が高いです。

 

どんな行為でも同じです。

毎回の取り組みを振り返り、改善を繰り返すことでしか前進するはずなんです。

 

 

うまく言った!でも振り返っていますか?

まずは「今回の試験は良かったよーーーー!」と喜びを爆発させた子について書いておこうと思います。

この「うまくいった子」が陥りがちな失敗があります。

 

これはとても単純です。

「振り返っていない」というシンプルな一言で終わります。

 

塾の教室でも良くある事です。

「今回の試験は良くできたね!!おめでとう!」

「うん。先生、ありがとう!チョー嬉しい!」

「今回の勝因はなに?」

「え?勝因?なにそれ」

「えっと、何が良かったから、今回の試験の点数が良かったか?ってこと」

「うーん、、頑張ったから!」

 

実はこう考える子は多いんです。

うまくいった時に大切な事は「再現性」です。

うまくいったなら、何度もそれを続けたい。では「何を」続ければ良いのか。

 

多くの場合では、生徒の中にしか答えがない事が多いんです。

だからこそ、具体的な成功要因を「言葉にする」ことが大切です。

 

「今回だけは、先生に言われてる"解き直し"をやったから」

「え??じゃあ、今まで"やった"って言ってたのは?」

そんな事も実はあります。

 

大切な事は、「次も続けるべき事は何か?」を具体的に認識する事です 

 

 

うまくいかなかった反省は?

今回の試験で思うように点数が取れなかった。

その場合の反省と改善計画はどうすれば良いでしょうか?

 

まずは「具体性」を大切にして欲しいと思います。

ちゃんとできなかった

さぼってしまった

甘くみてた

などは「反省」になりません。理由は単に「具体性」がないからです。

具体性のない反省の先には、「次回こそ頑張る」という改善しかありません。

 

精神論ではなかなか成績は伸びません。

仮に伸びても、その後の人生で良いことはありません。

 

注目して頂きたいのは、「試験前までの行動」です。

ここに徹底的に注目して、改善案もこの「試験前までの行動」に対して行うことが重要です。

 

「ワークを2周したいと思っていたけど、1周やって満足してしまった」

であれば、次回の目標は

「ワークを2周すること」かもしれません。

 

「ワークを2周して満足した」が反省であれば、

「ワークを2周する間に、全ての問題を正解にする。できなかった問題だけを3週目としてチェックする」

が次回の目標になります。

 

「次回こそは60点!!」

というような目標には全く意味がありません。

そのために「何をすれば良いか」が明確ではなく、それが「達成できたのか」が判断できないからです。

 

勝因・敗因を「具体的」に分析し、「具体的」な目標を設定する。

その繰り返しこそが、その子の成長を促します。

 

お子さんは「次は頑張る!」の一点張りになってはいませんか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。