2019年10月17日
vol.813
つばめ学院の関口です。
久しぶりの更新になりますが、今日は少し暑苦しいお話を書こうかと思います。
量をこなすという事の大切さ
和光市内の公立中学では中間試験が終わり、結果が返却されてきた時期です。
嬉しい報告も次々と教室に来ています。
やはりここで「良い知らせ」を持ってきてくれる子の多くは、「たくさん勉強をした子」です。
もちろん「量をこなした」というだけで無条件に成績が上がるわけではありません。
しかし、「量」をないがしろにして成績アップを望むことはできないのも事実です。
今回に限らず、つばめ学院の試験前の指導は「まずは量をこなす」という事です。
時代の逆風を感じることも
この「たくさんやる」という事なんですが、最近の世間の流れからすると、少し乗れていない気がしますよね。
長時間勤務は「ブラック」と言って敬遠され、社会人は「働き方改革」で仕事の効率アップを求められています。
もちろん、効率よく働くことや生活のバランスを保つことは大切です。
ただ、そのバランスが全面に出るほどに、「量をこなす」ことの重要性が薄れてしまっているような気もするのです。
学生にとっての勉強もそうなのですが、何事かをマスターするための王道は「量をこなす」ことではないでしょうか。
「とりあえず量をこなす」という事は、どんな事を上達させるために非常に重要な事です。
そして、その「量による上達」を学生時代にしっかり体感しておく事は非常に大切な経験になるはずです。
量をこなす経験をせずに、大人になってから「仕事量が多くて」なんて言う人が高いパフォーマンスを出せるとは思えないんです。
誰だって練習しますよね?
スポーツに例えると分かりやすいと思います。
イチロー選手や本田圭佑選手が一流になった要因の1つに「誰よりも練習する」姿勢があったはずです。
(もちろん、それだけとは言いませんが。。。)
スポーツを上達したいと考えている人が、まず取り組む事は「たくさん練習する」という事です。
その練習を継続するなかで、効率を上げてたり目的を考えたりするはずです。
ビジネスでもある程度は同じではないでしょうか。
プログラムを作る人であれば、ある程度はしっかり量をこなす必要がある。
英語を使うのであれば、使う量を増やす努力をする。
ミーティングでうまくファシリテーションしたいのであれば、まずはミーティングへの参加を増やし、議事録を積極的に取り、その意味を考える機会を増やすはずです。
「勉強をたくさんする」
この事を避けようとする生徒を見るたびに感じてしまうんです。その姿勢のまま社会に出てしまうのは危険ではないかと。
「勉強して成績をあげる」という行為は、学生時代だけに有効な事のように誤解している生徒も多いです。
しかし、その経験はきっとその後の人生に大きく貢献するのではないでしょうか。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。