2020年1月21日
vol.825
つばめ学院の関口です。
今週末は英検がありますね。
という事で、今日は英検についてのお話を書こうと思います。
中学生の腰が重い
つばめ学院は英検の準会場登録をしていますので、1次試験は塾の教室で受けられます。
これは非常に大きなメリットなので、塾生たちにはどんどん受けてもらいたいと思っています。
はっきり言って「毎回必ず受ける」という頻度でちょうどよいと思いっています。
とはいえ、なかなか中学生の腰は重いですよね。。。
よく保護者面談でも「私も言うんですけどね、、、」というお悩みをいただくことがあります。
そんな場合は私から生徒にガンガンと受検を勧めることになります。
せっかくの土日をわざわざ「検定」のために使うのですから、気が進まないのは理解できます。
そして、「受けない理由」のツートップがあります。
「その日は部活なんで無理」
「どうせ今受けても受からないから無駄」
では以下で、その理由と対策を書いていきますね。
「受けない理由」にはこう返す
まず、「その日は部活で無理」という理由からです。
これって、かなり言い訳のケースが多いです。
私が生徒に伝えるのは、「じゃあ、顧問の先生に"その日の英検受けたいんです"って言ってよ」です。
「いや、絶対無理なんです!」と言う子もいるのですが、
「説得しろって言ってなくて、"受けたいんですけど"って聞いてみてほしいだけだから。」
とお願いをすると、聞いてみてくれる子は多いです。
そして、聞いてみると当然ですが、ほとんどのケースで許可されます。
ごく稀なケースとしては、「顧問の先生の許可がでない」という事もあり得ますが、こうなると生徒の方が引いてしまうようです。
英検よりも練習を優先させる部活なのであれば、その部活を続ける理由を考えてみる事は意味があると思います。
では次の「どうせ今受けても受からないから無駄」について。
これは割とシンプルです。
「今回は受かる気しかしない!」と自信満々で英検に向かう子を私は見たことがありません。
基本的に全ての生徒が、程度の差こそあれ「準備不足」を感じながら試験に向かうのです。
大切な事は「オール・オア・ナッシング」の考えではなく、自分としては納得がいかないながらも今できる最大限の力で受けるという勇気を持てるかです。
そして、その勇気や責任感というのは社会に出てから大きく役立つと思うんです。
受かるかどうかではなく、「まず申し込む」。
そして、そこまでにできる範囲での準備をする。全く準備ができなくて、不甲斐ない自分を露呈することになっても、その自分と向き合うことは決して無駄にはなりません。
多くの場合では、申し込まなければ何もしないけど、申し込むと「少しはやる」ということになります。
この「少しは」を育てていけば良いのではないでしょうか。
ところであと何回?
こういう話をする対象は、わりと余裕のある中1や中2です。
でも、実際のところはあと何回、この子達には受検のチャンスがあるかご存知ですか?
いまの中1が今週末の英検に申し込んでいないとします。
その子が中3の高校受験までに受けられる回数は「5回」です。あと5回しかありません。
中3の最後の回は高校入試の内申点加算には間に合いませんので、残り回数が5回という事になります。
そこで何級までとれば言いのでしょうか。
県立高校で英検が加算される例をあげると、朝霞高校以上の学校では「準2級」が加点の対象です。
私立の併願であれば3級でも加算されるところが多いです。
仮に中1で英検5級を持っている子がいるとしましょう。
その子が「準2級」まで順番にとるとすると、4級・3級・準2級と3回の合格が必要です。
残り5回の試験で3回の合格です。
わりと余裕、、、、ないですよね。
大切な事なのでもう一度書きます。
英検は「毎回受検する」という頻度でちょうどよいのです。
中3になってから「一度も失敗できない」受検を繰り返すストレスは相当なものです。
明らかにどうなるか分かっている事に大して事前に対応しておく事が「賢い選択」なのだと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。