2020年2月26日
vol.829
つばめ学院の関口です。
今日は「当たり前」の大切さについて書こうと思います。
どんな勉強も「当たり前」になるまで定着させないと結果にはつながらないというお話です。
スポーツであれば当たり前のこと
いきなり勉強のお話だと納得感がないと思いますので、スポーツで考えてみようと思います。
例えばバスケットボールのドリブル。
バスケをやり始めた初心者であれば、ドリブルもたどたどしいですよね。
鞠つきのように「ボーン、ボーン」とついているだけで、ドリブルができるとは言わないですよね。
やはりドリブルができると言うには、手元を見ずに「ダン、ダン、ダン」とつけるくらいに慣れているはずです。
まわりの状況を見ながら、どんなに素早く動いても、ボールは吸い付くように体についていく。
少なくともスポーツの分野では、そのような修練度が求められますし、そうでなければ試合では通じないはずです。
もちろん、そのドリブルも練習を続けなければすぐに腕が錆びます。
勉強でも修練度をあげる
これが、こと勉強となるとどうも感覚が違うようです。
計算問題で間違えても「ちょっとミスっただけ」で済ませてしまうのは危険です。
「落ち着いてやればちゃんとできる」
は、先の例でいえば、誰もいない状況で立ち止まっていれば上手にドリブルできる。と言っているようなものです。
試合では全く通用しません。
必要なことは、もっと修練度をあげることです。
英語で言うならば、be動詞と一般動詞を一緒に使って平気な子もいたりします。
I am pley beseboll.
を、うっかりした間違いで済ませるのではなく、この文章に「座りが悪い」という感覚ができるまで繰り返す必要があります。
そういうレベルでの定着度が不足していると、「分かっているはずなのに点数が上がらない」という状態になってしまいます。
厳しい言い方をするならば、「わかる」と「できる」の間が溝が埋まっていない状況です。
「その視点」に気づくこと
実はこの視点がないために、悩みを深くしている子がいるのではないかと思っています。
「普段の落ち着いが状況であればできるのに、試験本番になるとできない」
そんな悩みを抱えた子が、
「自分は本番に弱い」
「自分にはセンスがない」
そんな、間違った思い込みで苦しんでいる子がいれば、その感覚は変えて頂いた方が気持ちのうえでも楽になると思っています。
単純に「練習不足」なんです。
スポーツで考えるレベルでの「練習」が足りていないのだから、コツコツ練習をすれば解消します。
センスでも能力でもないんです。
そう考え方を変えるだけで、実はかなり多くの子の悩みは解消するのではないでしょうか。
お子さんは、「本番に弱くて・・・」と嘆いていませんか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。