2020年3月9日
vol.830
つばめ学院の関口です。
今日は県立高校の合格発表でした。
つばめ学院でも朝から嬉しい報告が立て続けに飛び込んできました。
最後まで悩みに悩み、全力を尽くした生徒たちがはじける笑顔で教室に飛び込んでくるのは何度経験しても嬉しいものです。
今日は君に言葉を贈りたい
今日のブログで書きたいことは、そんな合格の事ではありません。
めでたく合格できた子は思い切り喜んで、ゆっくり休んでほしいだけです。
しかし、そうでない子も必ずいるんです。
全力で努力し、最後まで力を出し切り、誰に対しても胸をはれる1年を過ごしたにもかかわらず。
今日、この合格発表で自分の番号を見つけられなかった子が。
今日のブログはそんな君のために書きます。
私の経験が何かの役に立てばと思っています。
君は僕と同じ
実は私も高校受験では第一志望に合格できませんでした。
だから、もし今日の合格発表で悲しい思いをしたとすれば、そんな君は私の「仲間」です^^
私は高校で明治大学の付属高校に行きたかったんです。
できれば大学受験をせずに明治大学に行きたかったんです。
でも結果は不合格でした。
私は最近の中学生のように物分りの良い子ではなかったので、実際に進学することになる都立の高校には試験当日まで一度も行きませんでした。
出願も友人に代理でしてもらい、本当に受験日まで「一度も見に行かない」高校に進学しました。
当時の私の思いは「どうせ明治に合格したら行かないんだし、わざわざ見に行く必要もない」と思っていたんです。
結果として私は併願高の都立高校に進学しました。
私が失意とともに入学した高校ですが、それは素晴らしい学校でした。
最高の友人もでき、毎日が楽しく、季節休みには部活もないのに友人と合うために毎日学校に通いました。
いま思い返しても最高の3年間を過ごすことができました。
誰もが同じようになるとは言いませんが、どの環境においても自分が想像できなかったような素晴らしい出会いはきっとあります。
今日の価値はこれから決まる
私はその3年後に東京理科大学に進学し、さらに4年後に東京工業大学の大学院に進学しました。
一貫して物理学を専攻し、想像もしていなかったような素晴らしい環境で学問に打ち込むことができました。
間違いなく言えることが1つあります。
私は「あの中3の時に明大付属に合格していたら、、、、今の私はない」そう断言できます。
合格できていれば喜んで明治大学に進学していたはずです。
理科大にいくこともなければ、さらに大学院で国立大を目指すこともなかったでしょう。
あの時の、あの悔しさがあったからこそ、その後の頑張りができた。そう確信しています。
今日、悔しい思いをした子が何人もいるはずです。
その全ての子に伝えたいんです。
その悔しさの「意味」が決まるのは、むしろ「これから」の君次第なんだ。
これから頑張って、自分の望みを叶えてほしい。
それが大学受験になるのか、その先になるのか、それは分からない。
でも、自分の思いが現実になった時に必ず思うはず。
「あの時の悔しさがあったからこそ、今の自分があるんだ」と。
人生はオセロのようなものかもしれません。
人生オセロの最初は必ず「成功」です。全ての人生はこの世に生まれたという奇跡で始まります。
だからこそ。
途中にどんな苦労や挫折があったとしても。最後に「成功」を置くことができればいいんです。
途中の全ては「あれがあったからこそ」に変わります。
今日の悔しさをどうか大切にしてください。
そして、その「価値」を決めるのは、これからの君にかかっています。
「これから」の君の活躍に私は期待しています。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。