2020年3月11日
vol.832
つばめ学院の関口です。
今年も「3.11」がやってきました。
教室で話をしますが、相手の生徒はほとんどその記憶がありません。
当然ですね。
「その日のことを覚えている」と言った高2の生徒は、震災が起きた時は小2でした。
つばめ学院もまだ生まれていませんでした。
時は流れています。「復興」という言葉を誰もが意識しなくなったときに、本当の意味で復興がなされたという事になるのでしょうか。
本来ならば、みんなが明るく前向きになるべき今も、暗いニューズばかりになってしまっています。
それでも子ども達の将来を輝かしいものにするために、今日も生徒達の達成感と笑顔に向き合っていきたいと思います。
気の持ちよう
今日は「気持ち」に関するお話を書いていきます。
勉強はもちろん「気合い」や「気持ち」でどうなるものではありません。
しっかりと理にかなった努力を積み上げてこそ大きな成果につながります。
しかし、「気持ち」が勉強の成果を左右する事もあるんです。
その点について、もう少し細かく考えてみます。
なぜ「デキるあいつ」は答えが見つかるのか
こんな経験はないでしょうか。
例えば数学で。
数学が得意なアイツは「うーん、、、」と唸って問題と格闘した後に「分かった!」と叫ぶ。
でも数学が苦手な自分は、どんなに悩んでも全く何も思い浮かばない。
英単語テストでは毎回満点を当然のように取るあの子。
でも自分はいつも「もう一息」のところで満点に至らない。。。
そんな事が「能力」の問題ではなく「気持ち」の問題だとしたら意外な気がしますか?
その事について更に説明します。
できて当たり前
難問を粘り強く解いたり、小テストで常に満点を継続する「優秀」と言われる生徒には共通点があります。
それは、「問題は解けて当たり前」「小テストは全て覚えた以上は満点で当たり前」という意識があるんです。
数学の話をしてみましょう。
難しい問題というのは、実は誰にとっても難しいです。
違うとすれば、「絶対にヒントが見つかれば解けるはず」と信じてヒントを見つける点と、「難しくて無理っぽいけど一応、、、」と考えて見つけようとしている点が違うんです。
「絶対に見つかる」という前提で探すから見つかる。
「見つからないかも」と思いながら探すから見つからない。
実はそんな単純な事が、塾の教室ではよく起きます。
小テストについても同じです。
「満点」を前提に考えている子が、もし満点を逃したとしたらどうでしょう。
その悔しがり方は相当なものです。
もちろん、それを表に出すかどうかは性格によります。しかし、「満点でなければ納得しない」という強い意志がある子と「そこそこできれば良い」と思っている子の間に大きな差がついてくるのは当然です。
私は良く「絶対にできると思って解け。そういう問題を用意したから。」と伝えて生徒に解いてもらうことがあります。
「自分はできる」という自信に根拠はいりません。
順序は逆です。
「根拠があるから自信を持つ」のではありません。
「自信を持つから根拠はついてくる」のです。
「根拠ない自信」から全てが好転することもあります。これは私が日々目にしている事実なんです。
お子さんは「自信」を持っていますか?