2020年3月16日
vol.834
つばめ学院の関口です。
今週もつばめ学院は臨時時間割で授業を実施しています。
一回の授業での人数を制限して濃厚接触をさけ、衛生環境を確保したうえでの授業実施です。
学校がない分だけ、塾に来てからのみんなの集中力はとても高いです。
部活もしていないので、途中で眠気と戦うことになる子も皆無ですね。
こういう特殊な時に塾の授業があるのとないのでは、かなり大きな違いがあるのだろうと感じています。
講師研修を行いました
3月14日(土)につばめ学院では講師研修を実施しました。
決して大人数の集まりではないので、「不可欠な業務」という判断です。
その研修では、当然ながら私が「どんな塾にしたいのか」を講師に話をしたうえで、そのために必要な講師の振る舞いなどを考えます。
そんな資料を作ったこともあり、今日はつばめ学院が向かいたい方向と講師像について書こうと思います。
知のアミューズメントパーク
私が「つばめ学院」の理想形を伝えるうえで良く伝える例が「ディズニーリゾート」です。
ディズニーリゾートに多くのアトラクションがあります。
もちろん、そのアトラクションを目的に多くの人が足を運ぶと思いますが、ディズニーリゾートを「遊園地」と言う人はほとんどいないと思います。
富士急ハイランドは「遊園地」です。
でもディズニーリゾートは「遊園地」とは言いにくい。
その違いは「何を付加価値として提供しているのか」なんだと思っています。
遊園地が提供するのは、いろいろなアトラクションそのものの面白さです。
ディズニーリゾートは違うと思います。提供するのは「体験」ではないでしょうか。
日常生活とは切り離された、まさに「夢の世界」での非日常体験。
それをパーク全体で作り上げているからこそ、「遊園地」というイメージとはワンランク違うものになっているのだと思います。
他の業界では自動車などもかなり前から付加価値のポイントがずれてきました。
かつてのように「スペック」を売り物にするのではなく、その車を持つことによって得られる「体験」を売ろうと考えているように見えます。
いろいろな広告媒体をみるとその傾向は明らかです。
先日の講師ミーティングで一番強調して伝えた点が、まさにその「体験を売る」という事でした。
体験を売る塾はどうなるか
「塾は勉強を教えてくれるところ」という価値観を、つばめ学院は変えたいと思っています。
実際に「分かりやすく教える」ことが塾の付加価値であれば、より安く分かりやすい動画はいくらでも手に入る時代になりました。
出版されている紙の参考書も非常に分かりやすいものが増えました。
つばめ学院は、どの生徒にとっても、「ここで勉強をすると自分の成長を体験できる場」でありたいと思います。
勉強を通じて生徒を元気にすることが、我々の目的です。
そして、そのために必要なことは「ただ教える」という一方通行な技術ではありません。
まず、生徒を知り、生徒に何が起きているかを探る技術です。
研修では「説明の方法」だけではなく、生徒のノートのサンプルを見ながら「この子に何が起きているのか」を考えるワークなどを行いました。
多くの人がそうだと思うのですが、実は「自分の成長」というのはなかなか自分で感じにくいものだと思います。
そんな小さな前進をしっかり見つけて「君は前に進んでいるよ」というフィードバックを適切にかけられる塾として生徒や保護者の皆さまに「体験」を提供していきたいと願っています。
春期講習では「新たな気持」での新鮮なスタートを全ての生徒・保護者に体験して頂きます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。