計算問題を全て正解にする勉強法

2020年4月15日

vol.839

 

つばめ学院の関口です。

 

つばめ学院ではご家庭のご要望に応じて少人数で衛生管理を徹底した昼間の授業と、ご家庭からのリモート授業の両方に対応をしております。

あまりの目まぐるしい環境変化に、学校の休校措置が決まって大騒ぎをしていたのがかなり前のような気がしてきます。

 

とはいえ激しい変化に対応しているのは、学習塾だけではありませんので文句ばかり言ってはいけないですね。

授業ができること、何より授業を受けてくれる生徒がいる事に感謝です。

 

春のは計算が大切

今日のブログでは、この春期講習や休校期間に私が生徒に強調して伝えているお話を書きます。

この時期の数学についてです。

 

中1から中3の数学は、実はどの学年も「計算」から始まります。

年間を通じて、計算→方程式→関数→図形

という大きな流れがどの学年についてもあるのです。

 

したがって春はどの学年も「計算力を強化する時期」であると言えます。

この計算力を強化することができれば、新年度のスタートを良い形できれますし、その後の単元にも良い影響を与えます。

 

ちゃんと練習してる?

計算は「技術」です。

技術であるということは、「練習すれば必ずできる」という事です。

授業ではこの事を何度もお伝えしています。

計算問題が「できない」「分からない」なんて事は原則として起こり得ない事なんです。

 

まずは「計算は必ずできる」という認識が大切です。

そして、その前提をふまえて「ちゃんと練習しているか」が問われます。

 

「練習すれば必ずできる」は正しいのですが、その「練習」が正しくできているかどうかは怪しいケースが多いです。

ただやみくもに計算をたくさんしても、「正確な計算」には近づくことができません。

 

「正しい練習」とは、「正しいフォームを安定させること」なんです。

 

計算練習は途中式の練習

「正しいフォーム」というのは、計算においては途中式です。

問題の数字は常に変わります。

その常に違う問題に対して、いつでも「同じような正しい途中式」が書けることが計算の精度を上げます。

 

私が好きなテニスも同じです。

ボールが飛んでくる方向やスピードは常に変化します。

どんなボールに対しても、安定して常に正しいフォームで返球することができればその技術は高いと言えます。

 

計算でも同じことが言えるんです。

どんな問題に対しても正しい途中式がかけるように、いろいろな種類の問題で練習をするんです。

 

もし全く途中式を書かずに計算をしていたらどうでしょうか?

たまたまできた問題も、次の日には間違えるかもしれません。

いつまでたっても「同じような問題」で「同じような間違い」を繰り返してしまいます。

 

「正しい途中式」を意識してくれる子は違います。

どのパターンの問題では、自分がどんなふうに途中式を書けばよいかを練習します。

基本の正しいパターンをどう調整して目の前の問題を解くのか。

その知識と演習の蓄積が計算の精度を上げるのです。

 

途中式を意識せずに計算問題を解く。

これは、

フォームもなにも考えずに闇雲にバットをふる素振りのようなものです。

 

何度繰り返しても意味がないですよね。

 

「計算の精度を上げるためには計算の練習が必要だ」と考える子は多いです。

しかし、「ただ計算さえすれば良いものではない」と気づいている子はとても少ないのです。

 

お子さんはやみくもに計算練習していませんか?

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。