休校期間に勉強を頑張るためのヒント

2020年4月17日

vol.841

 

つばめ学院の関口です。

 

今週は少人数分散個別とリモート授業の両方を選んで受講していただいています。

日を追うごとに少しずつ「リモート希望」の方が増えてきています。

いまの社会の「空気感」を反映しているのかもしれませんね。

 

秘密兵器を投入

いまの休校期間を有効に活用すべく、じつはつばめ学院ではちょっとした取組みをスタートしています。

それは「勉強時間累計記録」の導入です。

 

この勉強時間記録は中3の夏休みに使うのが毎年の恒例でした。

中3生は「毎日5時間」を目標にして、夏休みの期間中に最低でも「200時間」の勉強時間を確保することを必達目標としています。

そのためのツールが「勉強時間累計記録」です。

不思議なもので「記録」をし始めると、ほとんどの生徒が今日は何時間勉強するかを意識するようになります。

 

休校期間にあえて使う

この休校期間。言ってしまえば夏休みと同じ状況ですね。

学校がない状況での勉強時間を可視化して、まわりとの競争意識も活用してまずは勉強時間を増やしていく。

 

今年は夏休みが少なくなるのではないか、なんて話も耳にします。

そんな状況もふまえ「今が夏休みと同じなんだ」と中3生には意識するよう伝えています。

 

さらに今年はせっかくなので、中2にも配布して取り組んでもらいます。

やみくもに勉強するのではなく目標を明確にして取り組む方が圧倒的に力がでます。

 

ではどのくらいの勉強時間をこの休校期間に確保できるのでしょうか。

5月6日までで非常事態宣言が終わると仮定して、、、

中3 100時間以上

中2 70時間以上

これが目標です。連休明けに学校が始まるとして、それまでに100時間勉強したうえで学校再開となれば、これは大きな自信になるはずなんです。

 

残り期間、しっかり頑張ってもらいましょう!

 

効果はあるの?

ただ時間を集計するだけで本当に勉強時間が伸びるのか?

そんな疑問を感じられる方は多いのですが、毎年の結果としては「確実に上がる」なんです。

 

以前に「レコーディングダイエット」なんてものが流行ったことがありました。

あれは基本的には毎日体重や体脂肪率を必ず計測するというだけのものですよね。

不思議なもので、計測を毎日やることで意識がかならず数字に向かいます。

ちょっと間食しようとしたり、運動をサボりそうなときに。

意識していた数字がすっと頭をよぎり、ダイエット効果を生むというお話です。

 

私が経験した事でお伝えすると、お小遣い記録があります。

私が「最近、お金を無駄に使っている気がする」と思った場合には、日々のお金の出入りを全て記録します。

とくに見返したり反省するわけではなく「ただ記録する」だけです。

この「ただ記録」がなかなか効いてくるんです。

記録として残るとなると、「そんなに必要ではないもの」に対する出費にブレーキがかかります。

 

そして勉強時間記録も全く同じ効果を持ちます。

毎日の記録を書くだけで、「もっとできるかな」「ちょっと少なかったな」というフィードバックが自然にかかります。

さらに、頑張った時には「先生、昨日すごく頑張ったんだよ!」と私に言う時の証拠ができます。

 

「昨日はすごく頑張った」

よりも

「昨日は8時間も頑張った」

のほうがよりインパクトがありますよね。そのインパクトの向かう先は実は先生ではなく生徒自身なんです。

 

ちょっとの工夫でスムーズに勉強に取り組める事もあります。

さて、この休校期間に各生徒がどれだけ頑張れるのか楽しみです。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。