2020年4月22日
vol.843
つばめ学院の関口です。
本日、通塾不要の「オンライン専用コース」の新設を決めました。
今日のブログではその事について書かせてください。
見えない出口
学校再開の時期が見通せない情勢です。
つばめ学院のある埼玉県和光市では5月6日までの休校が決まっていますが、その後に再開できるかどうかは分かりません。
そんななか岐阜県の6市町が5月31日までの休校延長を決めました。
埼玉県の中でも東京に隣接している和光市も、楽観はできない情勢です。
さらにいくつかの地域では「夏休み短縮」や「夏休みなし」の措置が決まりつつあります。
もちろんカリキュラムの全てを生徒に履修させる時間を確保するための措置です。
不都合な真実
私だけではないと思いますが、やはり私は公立中学に通う受験生が心配です。
もちろん、つばめ学院に通ってくれている中3生に心配はしていません。
私が心配しているのは、例年であれば「この時期」に塾を探し始める中3生達です。
「運動部の引退前後から本格的に受験勉強を」と考えていた子のほとんどは全く身動きがとれていないのではないでしょうか。
いまはどこも身動きが取れないからこそ、塾に行く子と行かない子の間に差がうまれます。
誰もはっきりとは言わないけれど、誰もがなんとなく気づいている事実のはずです。
言ったことろで誰も喜ばない「不都合な真実」です。
学力差なんてつくに決まってる。
なぜほとんどの人(塾)がはっきり言わないか。その理由も明確です。
誰も解決策をもっていないからです。
特に「いま塾に通っていない」という子は不安を感じているはずなんです。
しかし、この時期に塾の見学や体験授業に行くのは気が引ける。
不要不急の外出かもしれないし、ましてそこで関わるのは命の問題です。
塾の側としても「命の危険をおかして」見学に来てください。とは言えません。
繰り返しになりますが、学校の再開時期が読めません。
それでも時間は過ぎていきます。
ちなみに、ほとんどの私立中学・高校はすでにオンラインで何らかの授業をスタートさせている学校がほとんどです。
公立の中学・高校ではすでにスタートしている話は聞きません。
つばめ学院はリスクなくお子さんの学習習慣をつけるためのコースを新設します。
この度新設するコースでは、塾の説明・現状ヒアリング・体験授業・通常授業の全てをオンラインで行います。
教室には一度もお越し頂くことなく授業を始め、日々の学習サポートを受けて頂けます。
若干名の募集になりますが、いまの現状をもどかしい思いでいる子の力になれればと思います。
オンラインに不安を感じる方もおられると思いますが、「どうしても」という時には教室で機器の設定など直接お手伝いできるところは地元塾の良いところです。
いま塾で何が起きているのか?
つばめ学院ではすでにオンラインでの授業を行っています。
最初は不安に感じる子も多いですが、一度体験をしてみるとすぐに慣れてくれます。
このあたりは大人よりも小中高生の方が適応は早いです。
ところで、こんな風に感じることはありませんか?
「いまの状況で無理にオンライン授業なんてやらなくても、、、学校からの課題をしっかりやらせて、あとは学校が始まったら気持ちを入れ替えて頑張れば」
もちろん、その考え方は正しいと思います。
ただし、塾での現状はその想像とは少し違います。
公立学校の「課題」というのは基本的に昨年度の復習です。
授業ができない以上は先には進めません。
しかし塾は違います。授業があるので前に進みます。
しかも、普段のペース以上に授業が進むのです。
理由は大きく2つです。
1つは「生徒が元気」だということ。通常は生徒の多くは学校や部活で疲れた状態で生徒がやってきます。
とくに例年今の時期の中3は、例年であれば学総に向けての猛練習をしてきているのでかなり疲労しています。
しかし現状は違います。家で元気の有り余っている生徒が来ますので、授業での集中が非常に良いです。
2つめは「宿題」です。
通常の倍以上の宿題をいまは出しています。なぜなら家で暇な時間がたくさんあるからです。
「宿題」という強制力のある課題を毎回の授業のたびにチェックして、学習塾では今まで以上の質と量を生徒に要求しています。
断言できる事が1つあります。
今年度の受験は間違いなく今までとは全く違うものになります。
今までであれば「絶対にありえない」ことが起きる可能性が高いということです。
もう少しだけ具体的に踏み込みます。
普段であれば決してあり得なかったような「2極化」が起きても不思議はない。という事です。
私は明日からも塾の授業で手を緩めません。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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