2020年4月23日
vol.844
つばめ学院の関口です。
今日は「気持ち」のお話を書きます。
「え?気合いで勉強しろ!って話」と思われるかもしれませんが、少しだけ違います。
是非とも最後までお付き合い頂ければと思います。
あの子はなぜできるのか?
お子さんが噂をするような子がいると思います。
「あいつは頭が良いから。別格だよ。この間のテストだって・・・」
と、まるで自分とは関係ないような口ぶりで話します。
それが親にとっては、また気になるのではありますが。。。
私も学習塾をしていますので、当然ながら「よくできる子」を日常的に目にしています。
難しい問題を目にした時、長い英文を読むとき、なぜ違いがでるのでしょうか。
難問を解ける子もいれば、解けずに諦めてしまう子がいます。
英文を読み切る子もいれば、まったく読めずにお手上げの子もいます
この違いはどこにあるのか。
「学力」が違う?
それは確かにそうでしょう。しかし、どんな子もいきなり何でもできるわけではありません。
そもそもの「前提」が違う
難問を解ける子を見ていると良くわかるのですが、この子達はそもそも「自分は解ける」という前提で考えます。
だから解けないといくらでも粘ります。
粘って、粘ってなんとか突破口を見つけるのです。
英文でも同じです。
できる子は「読める」前提で読んでいます。
だからこそ、少々の単語が分からなくても気にしません。「その程度の単語を知らなくても大意はわかるはず」と思っています。
逆もまたしかりです。
勉強が苦手な子は「できない」前提で問題を見ます。
そして、ほんの少しでも躓くことがあると「やっぱりね」と諦めます。
つまり、「できない」前提で問題を見る子にとっては、「問題の全てが完全にわかる」という場合しか「分かる」になりません。
これでは「わかる」が増えなくて当然です。
この違いは態度を見ていても分かりますが、テキストやノートを見ても分かります。
「わかる」前提の子はあらやる手を尽くします。
数学であれば試行錯誤の跡があります。英作文であれば、とりあえず分かる単語をそれらしい順序に並べます。
「わからない」前提の子は白紙のままで「分かりません」となります。
数学などは満足に問題文を読んでいないこともあります。英作文も何も書いていない。知っている単語があっても書きません。
前提はどう作るのか
今日のブログでお伝えしたい事はシンプルです。
できる子は「できる」前提で解いているから解けてしまう。
できない子は「できない」前提で解いているから解けない。
非常にシンプルなお話です。
しかしここで終わってしまうと、ただの感じ悪いブログですよね。
この「気持ち」に対するこだわりポイントを書きます。
「できる」前提を作るためには一番基本から積み上げる事が一番です。
誰でもできるはずの事を「必ずできる」にすることです。
具体的には
数学の計算問題、英語の単語テスト
この結果は「満点か、それ以外」です。
「できる前提」で考えられる子は、間違いなくこの計算問題や単語テストで「満点」にこだわります。
その小さな満点の積み上げが、確実に「できる」という意識を徹底的に強くしていきます。
まとめます。
なぜできる子はできるようになるのか。シンプルです。
小さな満点を大切にする。「できる」ことをかならず「できる」ようにする。どんな問題も「できるはず」という前提で考えるから粘ることができるし、突破口を見出すことができる。
スタートは本当に小さなことです。その細部にこだわるかどうかが結果を大きく変えるんです。
お子さんは「小さな満点」にこだわっていますか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。