2020年5月5日
vol.848
まずは「お問い合わせ」からご確認ください。
つばめ学院の関口です。
5/3(月)からオンライン自習室を開始しました。
まずは10:00-12:00の時間に限定して取り組んでもらいながら、課題点を修正しつつ運用する事を想定して始めました。
今日はその中で行ったことや、分かったことについてブログでお伝えしていければと思います。
そもそも集まらない・・・
5月3日(月)からオンライン自習室を開始する旨を在籍生の保護者あてにComiruで通知しました。
この時点で「オンライン自習室・・・希望者が殺到したらどうしよう?」と、私の心配は全く見当違いの方向に向かっていました。
オンラインみたいに移動の手間もなくて、なおかつ作業効率が上がる取組みならば参加しない手はない。
というのは、塾の側からの発想なんですよね。
生徒にしてみれば、「面倒なこと」が1つ増えた程度にしか思われなくても当然です。
はい。
前日の時点で参加申し込みは1名でした。。。。
とにかくこんな事では企画倒れになってしまいます。
まずは中3受験生にターゲットを絞って、片っ端から電話で連絡しました!
ここでの反応も少し意外でした。
なにせ、ほとんど無視された企画ですから。電話のむこうではさぞ強固な反対があるのだろうと予想しましたが。。。
「誘えば来る」がほとんどです。
なんか肩透かしをくらった気分ですが、参加者はスムーズに集まってきました。
オンライン自習室ってどうなの?
参加者を集める段階で、すでにやる意義として見出せたことがあります。
私が想像していた以上にいる「10:00には起きてない」生徒に朝から活動させることです。
10:00に勉強を強制的に開始させるだけでも十分な意義を感じる子(ご家庭)は私の想像よりも多そうです。
オンライン自習室を始めるにあたっては、他塾さんの取組みを参考にしました。
さらに、大人同士がやっているという「オンライン学習会」の要素も取り入れています。
自習室の開始時に「この後の50分でやりたい事を発表」し、終わった段階で「目標がどの程度できたか」を発表して終わり。
という流れにしています。
もちろん、私も自分がやろうと思う作業を発表して50分は全力で仕事をします。
(になみに、この記事もオンライン自習室の時間に書いています)
参加した子の意見を聞いてみると、やはり「効率が良い」「思ったより進む」という意見が多かったですね。
なにせ今の時期は、やらないといけない課題・宿題は多いですから。
初日と2日目で参加者は倍に増えました。
単に私が電話をかけた相手がその増加分です。(初日は初回ということもあり少し抑え気味)
結論としては「誘えば来る」なんです。ほとんどの子は。
そういう生徒たちの「時間を強制的に勉強にむける」という仕組みには価値があるのではないでしょうか。
こまごまと「やり方」が違う子は多い
今回の自習室をやる事で見えてきた事もあります。
多くの子が「勉強のやり方」が適切でないために、その効率を落としてしまっている。という事です。
例えば、「英語の単語を勉強します」と宣言した子の場合は、始める前にやり方を修正しました。
「英単語を覚える。いいね。何個覚える?」
「え?数は、、、」
「目標の数を決めようよ。で、この50分で何度かテストして、最後に何個覚えられたか発表しようよ。」
「分かりました、、、じゃあ30個で。」
「了解!じゃあ30個全部テストで○にできるように頑張って!」
漫然とした目標設定が多いので、できるだけ「数」を意識してもらいます。
数字がないと発表ができません。発表できるように数字を考えるようになるだけで、その時間の効率は上がります。
中3にはGWの課題として実践演習の課題をたくさん出しています。
あれほど「時間を計って解くんだよ」と言っても、実際には計らずやっている子は多かったです。
中3の意識がまだ低いこともありますが、細かい点を指摘できるのは一緒にやれるからこそだと感じます。
塾の授業は7日(木)から再開です。
再開後のオンライン自習室の予定は未定ですが、手応えを感じられたこともありますので、うまく継続していきたいです。
お子さんは効率的に自習できていますか?
最後まで読んで頂いてありがとうございます。