2020年5月12日
vol.850
まずは「お問い合わせ」からご確認ください。
「塾探し」もなかなか思うようにいかない状況かと思いますが、おかげさまで少しずつお問い合わせも頂けるようになってきました。
今日は休校措置、緊急事態宣言と激動の4月〜5月につばめ学院が取り組んできた事をご紹介したいと思います。
ともすれば生徒たちが時間を持て余してしまいかねない状況下でしたが、生徒たちはこの時間を上手に活用してくれました。
毎日の学習は欠かさない
これは休校以前から取り組んでいる事ですが、つばめ学院では通常の宿題の他に「毎日学習プリント」を生徒に渡しています。
受講科目に関わらず英、数、国の3教科は必ず毎日プリントに取り組んでもらっています。
学力は筋力と同じですので、継続して取り組んでいないとどんどん衰えていきます。
私はいまの小中高生がおかれた休校措置の期間というのは、宇宙飛行士の筋力のようなものだと思っています。
普段は何も意識しなくても維持できていた筋力は、無重力空間での生活が長くなると急速に衰えます。
だからこそ、宇宙飛行士は宇宙空間で日々懸命に筋力トレーニングをします。
重力のある地球上であればそこまでしなくても良いトレーニングですが、無重力状態の生活で怠ると大変です。
地球に帰還してから満足に立ち上がることすらできなくなってしまいます。
同じ状況はいまの学生にも言えます。
ノンストレス下で学力は一気に衰えます。
その衰えを食い止めるために「毎日学習プリント」の量を調整しながら塾生に取り組んでもらいました。
一週間ごとに新しい課題を入れ替えながら頑張ってもらいました。
時間があるからこその読書
学校が休校になってすぐに取り組んだ事が「読書感想文」です。
これまでのつばめ学院では、小学生に書いてもらっていた読書感想文の対象を中学生にまで広げました。
もちろん、中3の受験生に対してもです。
この時期の中3生は受験生とはいっても、時間の全てを受験勉強に使っている子は少ないです。
しかも県立高校の「国語」の試験には必ず作文問題が出題されます。
理科、社会の問題文は年々長くなる傾向が続いています。
このような「読み書き」への対応ができる点では、この時期の中学生にとっては非常に良い事ではないでしょうか。
今回、中学生の課題図書としては、
・君たちはどう生きるか
・ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
・福翁自伝(現代語訳版)
などを読んでもらいました。もちろん塾長が責任をもって選びましたが、ただ「面白い」「つまらない」ではなく自分の根本に刺激を受けるような体験をしてもらえることを願って選びました。
秘密兵器を投入
ここまでは普段の取組みとして行っている事なのですが、今回はさらに「秘密兵器」を投入しました。
それが「勉強時間累計」という一枚の集計表です。
つばめ学院を設立して以来、中3受験生の夏休みに使われる「伝統のツール」を全学年に拡張して適応しました。
そもそもは中3受験生に、夏休みの勉強を「時間数」で目標をもってもらうためのものです。
この「勉強時間累計」は、受け取った生徒が毎日記入して、塾に来る時には必ず持ってきて塾長のチェックをうけなければならないというモノなんです。
「ただの記録表でしょ」
と思われるかもしれませんが、その効果は絶大です。
中3受験生は緊急事態宣言から4月末までに全ての生徒が100時間以上の勉強時間を達成しました。
中2の生徒についても、ほとんどの生徒が70時間以上を達成しています。
5月11日からは、さらに5月末までの目標を設定した「勉強時間累計」を配布しています。
中3受験生は100時間、中2は80時間、中1は60時間が目標です。
つまり中3受験生に関して言えば、学校が休校になってから6月に再開するまでの期間に200時間以上の勉強をして新学期をむかえます。
これが自信につながらないわけないですよね。
なぜこの「勉強時間累計」がそこまでの効果を生み出すのか。
その点についてはいろいろと書きたいこともあるのですが、今日のブログはご紹介ですので、「効果があるよ」ということをお伝えするにとどめようと思います。
お子さんは休校期間に何をされていますか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。