人生を左右するスタートラインの話

2020年6月3日

vol.853

 

つばめ学院の関口です。

 

少しずつ「新たな日常」が動き出しつつある感じですね。

つばめ学院の教室にも活気が戻ってきました。

もちろん、それに応じてしっかり衛生管理を徹底しなければいけませんが、やはり教室に生徒が戻ってきた日常はなんとも言えない充実感につながりますね。

 

今日は親しくさせていただいている塾長さんから伺ったお話のご紹介からはじめます。

 

 

全てが変わった生徒の話

大学受験に挑んだある高3生の話をうかがいました。

その男子生徒はまさに「大逆転合格」と言える結果を出したそうなんです。

 

当初は大学の一般試験に挑戦することすら「難しい」と考えられていた生徒が見事に自分が希望する大学に合格をしました。

この生徒を語るうえで、その塾長が開口一番に言ったことが印象的なんです。

 

「あいさつ、敬語、忘れ物、遅刻、その他の"態度"と呼べる全てが変わった」そうです。

その「変化」の後で、生徒の大躍進が始まります。

最終的にはまわりの心配をよそに立て続けに「合格」を獲得することになりました。

 

この話を私はつばめ学院の教室でも生徒に話しています。

 

このシンプルなお話は「学び」の本質を見事についていると私は思うんです。

 

 

「全てをやる」という覚悟

この生徒に限らず、受験の業界で「大逆転」をものにした生徒の多くに良い意味での「態度の急変」がみられます。

 

これはどういう事なのでしょうか。

生活態度と学習効果に本当に関係はあるのか?

態度が良くなれば偏差値が上がるのか?

態度なんで適当だって、勉強さえしていれば成績は上がるのでは?

 

そんな疑問を感じる子も多いのではないでしょうか。

しかし、その「考え」は間違っています。

間違っているというよりは、「甘い」のかもしれません。

 

つばめ学院の先輩達でも、「態度の急変」を超えて「逆転合格」を勝ち取った子達がいます。

彼ら(彼女ら)の考えは、上記の疑問とは根本的に違います。

 

「できる事は全てやる」という考えです。

 

そうですよね。

あいさつは「した方が良い」に決まっています。

敬語は「使った方た良い」に決まっています。

忘れ物・遅刻は「ない方が良い」に決まっています。

 

難しい事でもなんでもないんです。

少しでも「合格」に近づく可能性があれば、それは「やる」なんです。その子達の考えは。

 

その考え、その領域、その想い。それこそが受験を通じた成長を実感できる世界だと私は確信しています。

 

 

いまの君はどうだろう

いまの時期の中3受験生は、まだまだ「受験生」になりきれていない子も多いと思います。

そういう子にこそ、この話しを聞いて欲しいんです。

 

「○○しなくても合格できる」

なんて発想の浅ましさを知って欲しいのです。

君たちの先輩は、「できる事はなんでもやる」と決めた瞬間から"受験生"になったんです。

その決意があってこそスタートラインに立てたんです。

 

きれいごとは言いません。

そんなスタートラインに立たなくても生きていける。

どこかの高校に合格することはできる。

それも事実です。

 

私が問いたいのは、それで良いんですか?

という事だけです。

受験という人生の一大イベントは、その子にとっての大きな成長のチャンスです。

そのチャンスを前に、スタートラインにすら立たず、競うことすらせず。

それで春を迎えた時に「ラクできてラッキー」と思う人生をお望みですか?

これは学歴云々の話ではないと思います。

その子にとっての「人生」の話です。

 

お子さんはスタートラインに立ちましたか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。