中学生に大学の話をしました

2020年6月12日

vol.855

 

つばめ学院の関口です。

 

今日は生徒・保護者を交えての三者面談をしました。

そこで中学生の生徒に大学のお話をしました。

このブログでもその事について書こうと思います。

 

 

どこの大学に行きたい?

どの生徒にも聞いている質問があります。

それは、

「将来、どうなりたい?」

「どの大学に行きたい?」

というものです。

 

中学生に「大学」の希望を聞くことは早いと思いますか?

私は全くそう思いませんし、できるだけ早い段階で「思い込み」から脱して欲しいと思っています。

 

多くの中学生にとって、東大・東工大・一橋・御茶ノ水・早慶などの大学は志望校としてイメージしにくい学校のようです。

「そんなの無理だ」

と思ってしまう子が多いのです。

 

そこでもう一度聞きたいんです。

 

本当に"無理"なんですか?

 

 

自分のココロに問うてみる

中学生に別の質問をしてみます。

 

(ピアノが全く弾けない子に)

「いま君に音楽の先生が、"君は絶対にピアニストにはなれない"と言われて腹はたつ?」

と質問をします。

当然ですが、腹はたちませんよね。

 

人は誰でもそうなんじゃないかと思うんです。

「特に望んでもいないし、明らかに無理だと思うこと」を他人に"無理だ"と言われても腹はたちませんよね。

私もそうです。それで腹はたちません。

 

では、この質問はどうでしょう?

私が「君は絶対に東大には入れない」と言ったらどうでしょうか。

少し嫌な気がしませんか?

 

腹をたてる子は少ないかもしれませんが、「嫌な気分」になると思います。

「なんでそんな事を言われないといけないんだ?」と思いませんか。

それは他ならず自分のココロが「無理」だと思っていないからです。

そのココロの声に耳を傾けずに「無理」だと割り切ってしまうのは簡単です。

でも、その声を信じてみても良いはずです。

 

失うものなんてないし、むしろ得るものの方が圧倒的に多いんです。

 

 

リアルでないなら私と話しましょう

私は東工大の大学院まで通わせてもらいましたが、両親は中卒です。

最終学歴が地元の公立中学である両親から生まれた一人っ子です。

 

なにか誇らしい話をしたいのではないんです。

 

少なくとも中学生のときの私にとって国立大学は全くリアルではありませんでした。

そもそも「大学進学」すらどうするのか、あいまいでした。

両親もそれほど強く「進学」を私に強いていませんでした。

 

ただ、なんのきっかけだったか思い出せないんですが疑問を感じた事だけは覚えています。

「俺が本気の本気で頑張ったら早稲田とかに入れないんだろうか?生まれで備わった才能が足りなくて入れないなら納得できる。でも、"やれば入れる"ならば、やってみても良いのかも。いや、やらんと損してるかも。」

 

塾生のなかでも「お父さんもお母さんも高校を知らない」という子はほとんどいません。

でも多くの子が諦めてしまうのは、私には「もったいない」と思うんです。

 

私が言いたい事はシンプルです。

「もし君たちが"自分には才能がない"と思っているなら、その誰よりも俺には勉強の才能がない。でも俺は君たちに勉強を教える仕事をしている。君たちになくて、俺にあったものがあるとすれば"気持ち"だけなんだ。君たちのココロは本当に"無理"だと言っているのか?俺が問いたいのはその一点だけなんだ。」

 

気持ちがあれば何てもできる、なんて絵空事は言いません。

でも、

気持ちがなければ、何も始まらない。は事実です。

 

そして、

 

気持ちが強ければ、いつか必ず。

自分が納得できる「何か」を掴むことができます。必ずです。リスクはありません。

 

勉強なんて「やらなきゃ損」ですよね。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。