「勉強する」とはなにか?

2020年7月21日

vol.859

 

つばめ学院の関口です。

 

つばめ学院では昨日から「夏期特別授業」の期間に入りました。

1コマの時間を長くして、より集中的に1学期の内容を復習していきます。

 

昨日の中3受験生の授業でお話した内容を今日のブログに書こうと思います。

 

 

勉強とは何か

何をすると「勉強した」ことになるのか。

決して難しい話ではないのですが、ここを勘違いしている子は多いように感じています。

昨日の授業でもまさにその点をお話しました。

 

先に私の答えを書いてしまいます。

「できない」を「できる」に変えることが勉強です。私はそう考えています。

 

もちろんいろいろな考えはあると思いますが、学校の成績を上げたり、入試で合格する事を目的にしている場合の勉強はこの考えで間違いないはずです。

この点を意識しておかないと、なんとなく「勉強している雰囲気」にごまかされてしまいます。

 

今日の勉強時間の中で、「できなかったもの」をいくつ「できる」に変えることができたか。

それが今日の勉強の成果です。

 

 

勘違いしていない?

中3の受験生は初日からガツガツ問題を解いてもらっています。

そして、たくさんの問題を解き終えると「ふっ」と息を吐いてほっとした表情になります。

そこが危険なポイントです!

 

「問題を解くこと」は厳密な意味での勉強ではないですよね。

勉強の準備ができた状態です。

なぜならば、問題を解くことで「できる問題」と「できない問題」を区別できたからです。

 

そして

ここから「できない問題」を「できる」に変えていく事こそが勉強です。

問題を解いて、丸付けして満足していてはいけないんです。

むしろ「そこからが始まり」ではないでしょうか。

 

 

解き直しで力をつける

勉強の効果を上げるのは「解き直し」です。

厳密に言えば、この「解き直し」こそが勉強であり、最初に問題を解く作業は準備にすぎません。

 

何を解き直せばいいか分からないから「解く」という事が必要になるのです。

決してその逆ではありません。

 

だからこそ、

問題を解いてばかりでは全く効果が上がりません。

勉強のどのポイントが大切なのかを意識して取り組むのと、なんとなく取り組むのでは結果に大きな差がついてしまいます。

是非ともこの意識を大切に勉強に取り組んで欲しいです。

 

お子さんは問題の解き直しをしていますか?

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。