内申点を狙って上げる!

2020年10月22日

vol.868

 

つばめ学院の関口です。

 

定期試験が一段落したご家庭が多いかと思います。

これまで「定期試験の点数を上げる」ための記事は書いてきましたが、「内申点を上げる」という観点ではあまり書いてきませんでした。

やはり、学校の成績といっても最終的には「通知表の内申点」に集約されるわけですので。

今日はその「内申点」についてお伝えします。

 

いつも通り「実践的」で役立つお話にするつもりですので、是非とも最後までお付き合いください。

 

 

内申点は狙って上げるという基本姿勢

いろいろな生徒を話をすると、まず基本となる姿勢が間違っているケースが多いんです。

間違った姿勢というのは、「一生懸命に頑張っていれば、きっと先生は分かってくれる」という考え方です。

 

この姿勢は明確に間違っていますので、この期にぜひともやめて頂きたい考えです。

もちろん多くの先生方は生徒の頑張りを見つけようとしておられると信じていますが、そこに期待するだけの姿勢は良くないです。

自ら動いて「知らしめる」という姿勢は絶対に必要です。

 

内申点は「頑張っていれば自然と上がる」というものではないのです。

「美術を4にする」や「音楽を5にする」と狙って上げるものです。

 

今日のブログでご紹介するのは、そういった「狙って上げる方法」なんです。

 

 

 

「絶対評価」と「相対評価」を知る

内申点を狙って上げるために、1つだけ知識を入れてください。

それが「絶対評価」と「相対評価」の違いなんです。

 

実は私が小中学校のころは「相対評価」という基準でした。

これは、「5」の評定は全体の7%、「4」の評定は24%、、、というように評定の占める割合が予め決まっている評価基準です。

同級生と比べて「相対的にどうなのか」という偏差値と同じような基準です。

 

ところが、現在はその評価方法は変わっています。

「絶対評価」という評価方法がいまの内申点なんです。

つまり、評定「5」を何%にしなければいけないという数字はありません。

 

評定を付ける先生の判断で、「まわりと比べてどう」ではなく、その子を「絶対的」に評価する考え方です。

この考え方だけだと、「みんな頑張ったから、全員が"5"」

という事も起きそうですが、現実にはそんな事はないわけです。

 

では、先生方はどのように評価を決めるのでしょうか。

これは私の予想ではありますが、その子の「絶対評価」を決めるためには「理由」が大切なのではないでしょうか。

 

 

自分で「理由」を意識しろ

具体的にお話をします。

 

まずは評定の「3」から考えます。

良くも悪くもない「3」を全ての基準として考えます。

プラス評価できる要素があれば「4」になり、マイナス評価ポイントが「2」につながります。

 

ある日の美術の授業をイメージしてください。

今日の課題は「芸術鑑賞」です。

何でも良いですが、「ゴッホの自画像」について授業時間に鑑賞し、その感想を下校時間までに先生に提出するとします。

 

ここで、「とりあえず何か書いて、その日のうちに提出」したら「3」ですよね。

マイナスの評価を受けるような事はしていないけど、プラス評価もありません。

 

これが、「翌日に提出」した場合はどうでしょうか?

これは「2」ですね。具体的な理由がありますから。「期日を超過した」というマイナス評価の理由です。

どんな先生でも「理由」なくマイナス評価できるわけはありません。

 

ではどうすれば、プラスの評価になるのでしょうか。

・字を丁寧に書く

・感想文の量が明らかに多い

・事前に何かを調べておく(ゴッホは生前にほとんど絵が売れなかったと聞いたことがあります・・・)

 

何が先生の「理由」に採用されるかは分かりません。

しかし、具体的な「理由」もなく成績が上がることはあり得ません。

そうだとすれば、こちかから「理由」を用意して先生に投げかけてあげたら良いんです。

どの教科にも「意欲・関心・態度」という評価項目があります。字が丁寧であったり、感想文が多かったり、明らかに調べてきた形跡があれば、、、「意欲・関心・態度」は高いですよね。

 

逆に「2」や「1」の評定がついている場合には、必ずそうなる「理由」があるはずなんです。

その理由を確実に除去できれば、次回の評定で「2」や「1」を先生が付ける「理由」はなくなるんです。

 

相対評価とは決定的に違う、絶対評価のポイントがここにあります。

 

マイナスの「理由」を徹底的に削り、プラスになる「理由」を作ってどんどん先生に投げていく。

日々の全ての授業でほんの少しこの点を意識するだけで、結果は大きくかわるはずです。

 

さらに、最後に最強の技をお伝えします。

「そんなこと言われたって、なんで"2"になったか分からない」という子もいるかもしれません。

その場合には、

「先生に聞いて」しまいましょう!

「先生、僕はこの2学期の成績はなんとしても"3"以上にしたいんですが、どんな事を頑張れば良いかアドバイスもらえませんか?」と聞けば良いだけです。

こんな質問するだけでも「意欲」が高いと思いませんか?

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。