小6生の英語は大丈夫?

2021年1月21日

vol.879

 

つばめ学院の関口です。

 

今日のブログは小学生のお子さんを持つ親御さんに是非読んで頂きたい内容です。

特に小6のお子さんを持つ方は必見だと思います。

 

 

大変革を迎える英語教育

塾の業界にいる人間にとっては「当たり前」ですが、一般には意外にも知られていない事というものがあります。

今日のブログでお伝えする、今年の4月からの「教科書"大"改訂」はその1つではないでしょうか。

ただの「改訂」ではなく「"大"改訂」です。

 

そのインパクトの大きさと広さは、先日行われた「共通テスト」なんかの比ではないと私は思います。

そんな大きな出来事があることすらご存じない方も多いのではないでしょうか。

 

今の中1と、この4月に中学に入学する新中1は特に英語の教育で天と地ほどの差があります。

新中1生になる、いまの小6はそれに向けて今から粛々と準備をしておく必要があるのですが、そういう声を塾外で聞くことはほとんどありません。

 

今日のブログの後半では、簡単なチェックリストをつけます。

必要以上に不安を煽る気はないですが、客観的な分析に基づいた冷静な対応は変革期には何より重要です。

 

 

なにが違うのか?

まずは冷静に情報を整理します。

この4月から、英語教育の「前提」が変わります。まずはその事を正確にご理解ください。

 

今年度までの中1は、「英語を(しっかり)学習する初年度」の生徒という位置づけです。

多くの親御さんもこの認識の中1を過ごされたはずです。私もそうでした。

中1の教科書は「アルファベットの書き方」から始まります。

 

しかし、いまの小6は違います。

すでに小5、小6と「すでに2年間、英語を学習してきた」という前提でこの4月を迎える最初の学年です。

英語学習の「3年目」にふさわしい教科書を中学校では手にすることになります。

 

実はつい先日、当塾に新年度の教科書に準拠したテキストの見本が届きました。

もちろん教科書自体はまだ手にすることはできません。

しかし、テキストから伺い知れる内容は十分にあります。その内容から、教科書「大改訂」の一部をお伝えできればと思います。

 

新旧の中1英語教科書の「第1章」に何が載っているかを比較します。

その違いがはっきりわかるはずです。

 

[現行版]

1-1 アルファベットになれよう

1-2 アルファベットが表す音を聞いてみよう

1-3 アルファベットを書いてみよう

 

[新年度改訂版]

1-1 一般動詞とbe動詞の文

1-2 一般動詞とbe動詞の疑問文・否定文

1-3 canの文

 

どうでしょうか。

同じ学年の同じ時期にやる内容として、これだけ違うんです。

昨年度まで「アルファベットを書こう!」とうやっていた時期に、来年度は助動詞canまで学習するんです。

とんでもない違いがあることをおわかり頂けたかと思います。

 

そんなに大きな変化が、この4月に待ち受けているんです。

まずは今日のブログではその事実をしっかりお伝えしたいのです。

 

 

お子さんの英語力をチェックしましょう

毎年、中1の最初のテストで「100点」を取る子達が頑張って覚える単語があります。

それが「数字」です。

従来の英語教科書の序盤で登場し、正確に書くために生徒達が苦戦する最初の難関とも言えるのが、「数字」です。これらを正確に書くことができると、100点の可能性が一気に近づく。去年まではそんな感じだったんです。

 

しかし新年度の教科書では違います。

「小5、小6の復習」というページにこじんまりと載っていました。

つまり、「数字」については、今現在の小6がすでに書けていないといけないものです。

もし書けないとすれば、入学までにしっかり書けるようにしなければいけません。なぜなら、新しい教科書では「書けること」を前提に話が進むからです。

 

では早速、確認してみましょう。

 

第1問

「英語の"8"ってどう書くの?」

1. eito

2. aito

3. eight

4. eighte

 

第2問

「英語で"100"ってどう書くの?」

1.handred

2.hundred

3.handret

4.hundret

 

第3問

「英語で"1000"ってどう書くの?」

1. sausand

2. sauthant

3. thousand

4. thousant

 

第4問

「英語で"4-14-40"を続けて書こう」

1. fou - fouteen - fouty

2. four - fourteen - fourty

3. for - forteen - forty

4. four - fourteen - forty

 

答え:第1問 (3) 第2問 (2) 第3問 (3) 第4問 (4)

 

いかがでしょうか。

いずれも、毎年の中1生が中間テストに向けて頑張って覚える内容です。

繰り返しますが、いまの小6は「今の時点」でできていなければなりません。

 

今からであれば、冷静に対策を進めていけるはずです。

入学してから「こんなはずじゃなかった」と嘆く前に、しっかりと対策をとりましょう。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

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