入試直前はボーナスタイム

2021年1月24日

vol.880 つばめ学院の関口です。

 

今日は中3生の入試特訓を朝から実施していました。

その入試特訓で受験生達に伝えたお話を今日は書こうと思います。

この1ヶ月はボーナスタイム

中3生の多くが1ヶ月後の県立入試に向けて、ラストスパートをかけてくれています。
私はこの1ヶ月こそが受験期のボーナスタイムだと感じています。
今の時期が「勉強効率が最大になる時期」なんです。
この時期に思い切り勉強をして人生の財産をたくさん頭に蓄えてもらいたいのです。

勉強効率が最大の理由

私が「ボーナスタイム」と考える理由について簡単に書きます。
勉強に限ったことではないですが、そもそもの知識量や技術がベースにあることで、新たな知識・技術を習得することは簡単になります。
英語を全く知らない子が英単語を10個覚えることは大変です。
しかし、すでに1万語以上の英単語を使いこなせる人が新たに10個、20個の単語を覚えるのは大した負担ではありません。
「数学が苦手」という子の多くは、そもそも基礎計算でのつまづきが多いです。基礎的な計算を正確にできるようにトレーニングした子は応用的な問題を理解する際に計算の事を気にする必要がありません。
全ての受験生は、4月の自分と今の自分を比べると圧倒的に今の知識・技術が上のはずなんです。
その自分が残りの1ヶ月で身につけられるものは、これまでの自分の常識を遥かに超えるものです。
やればやるほど自分が伸びる。まさに「ボーナスタイム」なんです。
受験はどうしても周りとの勝負になります。
だから気づきにくいかもしれません。
この1ヶ月を必死に過ごしても、まわりの子との差はつかないかもしれません。
でも過去の自分と比べたらどうでしょうか。
ほとんどの子は「自分史上で最高に勉強してきた」という1年だったと思います。
それは、
「自分史上で最も勉強効率が高い時期」だと言うこともできます。
この1ヶ月。
ここの勉強量が「受験の結果」を劇的に変えるようなことは起きないかもしれません。
しかし、ここでの勉強量は「自分の生涯の学び」にとてつもなく大きな影響を与えます。

ここで止まってはいけない

このお話を1番に理解してもらいたいのは、実は私立単願の受験生です。
自分の第一志望。
その学校が私立であろうと公立であろうと。
そこに良い悪いなんてありません。「自分にとっての1番」を大切にして欲しいだけです。
ただ、「ボーナスタイム」を手放すのはもったいないんです。
私立単願の子は、この週末・週明けに結果が出るはずです。
この合格で勉強を終えてしまっては、県立の子が享受する「ボーナスタイム」を無駄にしてしまいます。
大切な事は、本当に大切な事はなにか。です。
「受験の結果」が本当に大切ならば、合格が出た時点で辞めれば良いだけです。
「自分」が大切ならば、ここで辞めるのは大損です。今の緊張感は受験期でなければ引き出すことができないはずです。
「受験」に振り回されてはいけない。
むしろ「受験」を利用してやる。くらいで丁度いい。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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