定期試験で国語の成績を爆上げする方法

定期試験で国語の成績を爆上げする方法

2021年5月11日

vol.890

 

つばめ学院の関口です。

ブログ用の画像を準備している間に日付が変わってしまいましたが、しっかり更新しようと思います。

 

世の中にいろいろな参考書はあると思いますが、「学校の国語の試験で点数を上げる」という方法について書かれた例は少ないのではないかと思います。

私自身も「学校の先生の話を聞いて、ノートをしっかりとれよ」というような、漠然としたアドバイスしかできない時代がありました。

 

今日はそんな漠然としたアドバイスではなく、確実に文章に対する理解を深め、かつ簡単に実行できる方法をお伝えします

 

問われることは共通している

学校の国語の試験というのは、入試とは違って、題材となる文章は分かっています。

その分だけ、文章に対する理解の深さが要求されることになります。

 

私は塾の人間として、これまでいろいろな教材の問題や、学校の先生が作成した試験問題を見てきました。

そこで言えることは、「問われるポイントは共通している」という事です。

 

これは、よく考えてみれば当然の事です。

学校の先生方は「その題材で大切なポイントの理解」を問いたいと思って試験を作ります。

教材を作成する担当の方々は、その先生が作成する問題に沿うように、やはりその題材に対するポイントを大切に作問します。

 

ここで言うポイントというのは、

論説文であれば指示語の内容であったり、論理の構成であったり、主張の内容、その理由などが挙げられます。

小説文であれば、場面の変化、登場人物の気持ちと行動、心理を投影した情景描写などが該当するはずです。

 

それらのポイントを「正しく」「深く」理解することができれば、試験対策としては十分なのではないでしょうか。

なぜなら、国語の試験で問われることは、ポイントを「正しく」「深く」理解しているかどうかだからです。それを選択問題や記述問題など、手を変え品を変えて問うだけなんです。

 

 

「その問題」は実は簡単に解決します

ここで大きな問題が発生します。

 

その「ポイント」ってどこなんだ?

「正しく」理解するってどうするの?

「深く」理解するってどういう事ですか?

 

それが簡単に分かれば苦労しないよ。

と思われるかもしれません。

でも簡単に分かります。

とっても簡単なんです。

 

手元にある国語の問題集を見てください。

今回のブログの画像には、塾用教材(育伸社:iワーク)を掲載しています。

もちろん、市販の国語教材で構いません。塾でもらった教材がある人は、その教材を見てもらえれば良いです。

 

「ポイント」には傍線が引いてあります。

「正しく」理解するためには、その傍線の問いと答えを理解してください。無理に自力で答えに至らなくても良いです。

その問いと答えをしっかり理解する方が圧倒的に大切です。

 

「深く」理解する。も簡単です。

同じ文章であれば、違うテキストで同じような事が繰り返し問われます。それを全て理解してください。

 

今日の画像の例としては、

「叔母さんたちの話し声が聞こえた」という文に傍線が引かれています。

iワークという教材では、

主にどんな事を事を話していますか。(20字以内の記述)

補助問題集のiワークプラスという教材では、

どんな事を話題にしていますか。(4択)

 

いずれも、「祖父の体に染み付いたにおい」についてが正解です。

何度も聞かれるという事はそれだけ重要な箇所です。どんな形式に対しても対応できれば、それは「深い」理解ができていると言えます。

 

こう書くと、いずれも難しい理解のように感じる方がおられるかもしれません。

が、

そんな事はありません。

私が書いていることはシンプルです。

 

問題集の問題を見ましょう。

答えを見て理解しましょう。

という2点です。

問題を解け、とか、文章を読んで(それだけで)理解しろ。とは言っていません。

カンニングOK。答えを写してOK。と言っているんです。

 

 

何をすれば良いの?

言っていることは分かった。

 

で、どうすれば良いの?

というのが、この段階での感覚ではないでしょうか。

 

この答えもシンプルです。

今日の動画の画像としてあげています。

 

自分なりの「テキスト」を作って欲しいのです。

そのテキストの作り方もシンプルです。

傍線部に対して、そこで問われている内容を書き込みます。

他の問題集などで、問われた問題や答えがあれば、それも書き込みます。

ここでやっている作業としては、問題と答えを書き込んでいるだけです。

(とはいえ、「問われている内容」を考える力はつきます)

 

そうやって書き込んだテキストを改めて読み返して欲しいのです。

これまでの教科書とは比べ物にならないほどに、内容が立体的になっているはずなんです。

 

どこにどういった因果があり、そこで何を表現していているのか等。

まさに、「言葉の裏側」や「行間」が全て表現され尽くしたテキストができあがるはずです。

 

このテキストの良いところは、誰もが個人の能力に依存せずに作成できるところです。

なぜなら、問題と答えを書き込んでいるだけですから。

そして、そのテキストを何度も読み込むことで、文章に対する理解は確実に「正しく」「深く」なります。

 

そして、それこそが学校の先生が「問いたいポイント」であるはずなんです。

 

是非ともこの攻略法で国語の点数を「爆上げ」してください。

この攻略法は決して「ズルして点を上げる方法」ではなく、「真に国語力を上げる方法」に直結する攻略法です。

安心して活用して頂きたいです。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

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