2021年5月21日
vol.893
つばめ学院の関口です。
先日のブログで「暗記の方法」をご紹介しましたが、今日は英語の勉強法についてご紹介しようと思います。
学校の教科書のみを使って、誰でも効果的に学習できる方法なので、是非ともご活用ください。
最も効果的な英語学習法
最も効果的に英語を学ぶ方法というものがあります。
これは私だけが言うことではなく、英語を教える先生が10人いれば8〜9人はコレを第一にあげるだろうというほどに確実な方法です。
もったいつけでも仕方ないので、まず結論を書きます。
「音読」 です。
英語の学習は「音読」が最強なんです。
繰り返しますが、多くの英語教師が口を揃えて言うことです。
実際にカリスマ的な英語講師お二人の言葉をお借りします。
お一人目はスタサプでお馴染みの関正生先生です。
「音読しない英語は身につかない」のです。どんなに英文が増えようとも音読は絶対にやってください。
引用元: 世界一わかりやすい英語の勉強法
お二人目は東進の安河内哲也先生。
机での勉強が50%だとしたら、音読学習も50%必要なんだ。ちょっと覚えたものを何十回も音読。刷り込んで自動化して反射神経へ。またちょっと覚えたら音読自動化して反射神経に変える。この方法で勉強すれば、みなさんの成績は劇的に上がります。
引用元:英語の勉強法をはじめからていねいに
どうですか。音読。素晴らしいですよね。
「なぜ音読なんだ」という細かい分析は今日は省きます。
そんな事よりも、実践的に「何をどうやるか」の方が大切ですから。
最強のツールが無料で使える!
この音読のための道具として、非常に強力な道具があります。
それが「リスニング音源」というものです。教科書の英文を読み上げた音源なのですが、やはり音読をするには正しい読み方をしらないとだめですよね。
この音源、実は教科書が改訂されたこの4月から無料で使えるようになったんです!
それまでは「教科書ガイド」などを購入しなければ、手に入らなかった音源が今の教科書では無料なんです!!
教科書の上部にあるQRコードを読み取ると、素晴らしいことに英文まで表示されて音声が再生されます。
こんな便利なものが無料で使えるなんで、私のような昭和の人間には驚きしかありません。
ちなみに、つばめ学院では、、、、間違えて新教科書用に3学年分の「教科書ガイド」の音源を購入してしまいました。全く必要なかったです。
実践編-3段階で音読しよう
では実践編です。
つばめ学院では「3段階」で音読をするように生徒に説明をしています。
第1段階は、意味や読み方を確認する段階です。
ここでは教科書をコピーしておくと良いと思います。今日の画像がサンプルです。
教科書のコピーに単語や熟語の意味を書き込んでしまいます。読み方が難しい場合には、カタカナで読み方を書いても良いと思います。いろいろな書き込みを見ながら、意味と読み方を確認しながら10回音読します。
第2段階は、英文のかたまりを意識する段階です。
この段階では、書き込みのない教科書本体を使うと良いです。書き込みのない英文を見ながら、「意味のかたまり」を意識して息継ぎの場所を確認します。
日本語でも変なところで息継ぎすると、伝わるものも伝わらなくなってしまいます。英語も同様です。
どこまでを一呼吸で読むかを意識しながら10回音読します。
第3段階は、自然なスピードで読む段階です。
ここでやっと、QRコードの登場です!英語の音声に続けて音読をします。英語の学習法では「シャードーイング」と呼ばれる方法です。英語音声の直後を自分の音声が追いかけるように音読します。慣れるまでは、ちょっと難しいです。第2段階までの練習がしっかりできていないと、第3段階はできないと思います。
英語の音声を追いかけながら10回音読します。
試験範囲の全てのページに対して、この音読をやってみてください。
ここまでやってから学校でもらった問題集を解いてみましょう。もう、今までとは別人のようにスルスルと問題が理解できるはずです。
お子さんは正しい方法で英語を勉強していますか。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
教科書大改訂元年!! 新たな時代を力強く切り拓く力を身に付けましょう。
是非この機会に新生活への大きな一歩を踏み出してください。
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