試験勉強の大原則

夢見ることからはじめよう

2021年6月17日

vol.896

 

つばめ学院の関口です。

 

和光市内の中学校も期末試験が近づいてきました。

昨日は多くの中学で試験範囲が配られたようです。

このタイミングで、何度となく強調した「試験勉強のやり方」をお伝えしようと思います。

 

 

勘違いしていませんか?

お子さんは、こんな勘違いをしていませんか?

学校の試験直前に、「課題を必死にこなす」ことが試験勉強であると。

 

もし、試験1週間前になっても学校の課題が終わっていない状況では、そこからどうやっても点数を上げることはできません。

 

まず第一にやるべきことは、

「試験1週間前の段階で、学校の課題は提出可能な状態にする」ということです。

そのためには、もうすでに学校の課題についてはバンバン解きはじめていなければ間に合いません。

試験勉強はすでに始まっているのです。

 

 

課題が「勉強」にならない理由

試験1週間前の直前期に「課題」をやってはいけない理由は明確です。

それが「点数アップ」につながらないからです。

 

テキストを良くみてみてください。

数学で言えば、明らかに基礎的な計算問題から非常に難易度の高い応用問題まで、テキストには満遍なく問題が設定されています。

課題ではその全てを解きますが、「試験勉強」としてとくべき問題は「全て」でしょうか?

 

違いますよね。

明らかに簡単な問題は一度できれば、繰り返す必要はありません。

逆に試験の当日に出ても、明らかに手を出さないような問題は、今やるべき問題ではありません。

 

「できそうだけどできなかった」

「ここまではできるようにしたい」

そういう問題を繰り返し解いて自分のものにすることが、試験直前に「本当に必要な勉強」なんです。

 

 

直前の1週間で何をするのか

試験前の1週間に具体的に何をするべきなのでしょうか。

その点について、最後にお伝えします。

 

点数をあげるための勉強とは、端的にいえば

「☓を○にする」

という行為です。

 

では、その「☓」はどこにあるか。

1週間前になる前に必死で解いた課題にありますよね。

課題にある「☓」に注目をします。

その中で、「これはできたはず」「できるようにしたい」という問題をしっかり解き直しします。

そして、その「☓」をしっかり「○」に変えていきます。

 

これが最後の1週間でやるべき「勉強」の姿です。

一度やった問題集とは別の問題集に手を出して満足する子をたまに見かけますが、それは非効率です。

なぜなら、別のテキストには「自分にとっての☓」がありません。

もう一度解いてみて、「とける/とけない」を判断しなければなりません。

その分だけ効率は下がります。

 

以上が試験前にやるべき「勉強」の基本です。

・1週間前までに課題を終わらせる

・課題の中にある「☓」のなかで、できるようにする対象をきめる

・全ての「☓」が「○」になるまで徹底的に繰り返す

この3ステップができていない場合は、まずこのステップを踏んでください。たったそれだけで、試験勉強の効率は飛躍的に上がります。

 

 

お子さんは、正しい試験勉強をしていますか。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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