テストの結果で怒られない方法
2021年7月15日
vol.899
つばめ学院の関口です。
実施が遅れていた大和中の期末試験も無事に終わりました。
これで和光市内の全ての中学で期末試験が終わったことになります。
試験が終われば、答案の返却です。
返却された答案はお家に持って帰って、、、
さて、今日は珍しく「生徒向け」のブログを書いてみようと思います。
もしお子さんのテスト結果に納得のいかない方がおられましたら、是非読ませてあげてください。
親に怒られない方法
このブログでは、悪い点をとっても「お父さん・お母さん」に怒られない方法を教えようと思います。
この方法は、僕がいままでの人生で経験した多くの知識がつまった方法です。
君がもし「こんな点数見せられない、、、、」と青ざめて答案を握りしめているのであれば、是非ともこのブログを読んで実践してみてください。
方法を教える前に、まずは前置きをお話しますね。
僕は塾の先生になる前は会社員でした。
会社員時代は「うまくいっていた時代」と「うまくいかなかった時代」に分かれています。
で、その「うまくいかなかった時代」には、上司やお客さんから、それはそれは、怒られました。
毎日のように、誰かから怒られている感じです。
で、塾の先生になりました。
塾の先生になると、今度は君のように怒られる生徒をたくさん見るようになります。
僕が怒るのではなく、お父さんやお母さんが君を怒る。そんな場面に良く遭遇するようになりました。
これだけ「怒られる」を観察した人はそう多くはない気がします。
そういう意味で、僕は「怒られの達人」かもしれません。
そんな「怒られの達人」が君にとっておきの方法を伝授しようと思います。
はじめが肝心
とりあえずの設定として、今回は数学の点数が悪かったとしましょう。
その前提で読んでみてください。
じつは「怒られ回避」の技では、はじめが肝心なんです。
ここを間違えると、相手はどんどんヒートアップしてしまい、そもそも「何の件で怒られてたんだっけ」というくらいに怒られてしまいます。
まず大切な事は「現状認識」です。
この現状認識を相手と共有しましょう。
「数学の点数が悪かった。このことはとても残念で悔しい。」
はい。
この大切な現状認識をお父さん・お母さんと共有してください。
「僕も(私も)残念な気持ちは同じだよ」
と伝えることが重要です。
間違っても、
「数学は悪かったけど、国語は良かったし。」とか
「でも、○○はもっとひどかったから。」とか、そういう事は言ってはいけません。
そんな事を言ったらどうなるか。
そんな想像ができないほどに君は愚かではないはずです。
大切なポイントは、
「自分が思っている事で、かつ、親もそう思っているよな」と思える、ごく「当たり前」の事を最初に共有するんです。
人というのは、相手の意見に賛成しながら怒るというのがなかなか難しい動物なんです。
「俺もそう思うよ!」って怒る人をあまり見たことないでしょ。
具体的な改善案をつなげる
相手と意見を共有した次は、今後の改善プランです。
これを具体的に提案しましょう。
思いつかない?
ご安心ください。僕がいくつかメニューを用意しました。
今の君の気持ちに近いものを選んでください。
・次回は学校の課題をより早い段階で仕上げる(試験1週間前とか)
・学校の問題集を次回は1周多く復習する
・数学の授業があった日は、その授業でやった問題を家で必ず解く
・試験前の1週間はスマホ禁止
・試験前の1週間はゲーム禁止
ちなみに、「スマホ禁止」や「ゲーム禁止」はかなり好感度がアップします。
1週間前からスマホ禁止を自ら宣言する我が子を「怒ることのできる親」なんて、少なくともこの日本には住んでいない気がします。
(もしいたら教えてください。とても貴重な存在です。)
改善プランの特徴は「未来に対する約束」という事です。
つまり、「まだやっていない」事に対しては、誰も怒ることができません。
だって、これからやるんだもん。
言われたとしても、「本当だな」とか「ちゃんとやれよ」と念押しされる程度です。
少なくとも「怒られる」という事はありません。
僕もこの「提案」ができるようになってから、会社で怒られることがかなり減りました。
実証済なので、安心して使ってください。
ここまで説明した
「現状認識の共有」→「改善案の提案」
さえできれば、ほとんどの人は「怒る」という事を封じられてしまいます。
良かったですね。
そして、ここまで読んでくれた君にもう一つ嬉しいお知らせです。
「現状認識の共有」ができて、「改善案の提案」ができました。
この段階で一番うれしいのは誰か?
実はそれは君なんです。
だって、そうでしょ。
親からはさんざん怒られて、気分悪くなって。
そのうえ、何をどうしたら良いか分からない。
そんな状況ってサイアクですよね。
でもね、今は違う。
少なくとも「次に向けて何をするか」ははっきりしました。
人がやる気になる大きなポイントは、
「やることが明確になっていること」
「やるべき理由が明確になっていること」
なんです。
いま君はその2つを手に入れました。
ほら。
ちょっとだけ気分が前向きになったでしょ。
次回に向けて頑張ってください。応援してます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。