つばめ学院の関口です。
今日は子供たちの金銭感覚について書こうと思います。
私は子供達の「お金に対する態度」に敏感な方かもしれません。
先日もテキストをなくした生徒が「お金払えばいいんでしょ」という態度を示したため厳しく注意しました。
「お前が生み出す金なんて1円もないんだ!帰って、お父さんお母さんにしっかり謝れ!!」
つばめ学院は「勉強を通じて」学ぶ力をつける場所です。
単に勉強を教えて「オッケー」という塾ではありません。
世に出てから困らない子になってほしいと願っています。
その意味で、特に気になるのは生徒の態度に「お客さん意識」が見られた時です。
「お金を払っているのだから、自分の意見を通して当然」
という態度です。
この意識は、これから世にでる若者にとって、本当に危険な考え方です。
かつて、私達の親世代の日本で。
「金を払っている方が偉い」
という意識があったのかもしれません。
それで、日本経済がうまくまわっていたのかもしれない。
でも今は違います。
お金と価値(商品やサービス)は等価に交換するものです。
「俺は金払ってんだ!」
というなら
「俺はサービス提供してるんだ!」
と言い返されます。あくまで対等。
この「ビジネスパートナー」の考え方が腹落ちして納得できない人は本当に危険だと思います。
例えばメーカーに就職したとして、部品の仕入先に横柄な態度をとります。
何かモノを作るとして、外注先にやはり横柄な態度をとります。
なぜなら、「お金を払っているから」
こういう考えは、これから確実に身を滅ぼします。
そうですよね。
なぜなら、その人たちは
そこでしか作れない部品をもつ仕入先
その人しかできない外注先
から相手にされなくなるからです。
いくらでもお客さんが集まる仕入先や外注先から見限られる人間が成功するわけがないですよね。
すくなくとも、今の我々の社会はそういう「ビジネスパートナー」として対等な関係が基本です。
私は生徒たちに、そんな古臭い「偉さ」を誇示する愚かな大人にはなって欲しくないのです。
(たまにファーストフード店なんかで見かけますよね^^;)
だから、「金払ってるんだ」という態度が見えた時は厳しく指導します。
生徒が手に入れなければならないのは、「お金を払って」何かを学ぶ時の謙虚な姿勢です。
それを身に付けさせることこそが、つばめ学院が「お金を頂いて」ご提供している価値なんです。
当然ではありますが、「金払ってんだ」という態度が保護者の方から見られた場合にも毅然とした対応はしております。
(今まででもほとんど、そんな方はいらっしゃらなかったですが)
「金払ってるほうが偉い」という感覚はいつからできたんですかね?不思議です。
ま、前時代の「負の遺産」だとは思っています。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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