危険な合格

つばめ学院の関口です。

 

 

昨夜、塾生と少し進路指導の面談をしました。

 

そこで出たお話を少し書きます。

 

 

その子は自信をなくしていました。

 

自信をなくしている子に対しては「良い進路指導」はできません。

 

なぜなら、「自分が成長する」ということを将来の計算に入れることができないからです。

 

今の自分のまま

 

落ちないところに合格して

 

その後は、まあなんとか・・・

 

 

その程度しか意見がでません。

 

そういう面談の場合には、まず「自信」を取り戻すことを優先します。

 

 

そして、「受験で最も大切なこと」を確認するようにします。

 

 

最も大切なことは、「力を出し切るという経験」なんです。

 

それまでの人生で最大の努力をすること。

 

これが、私の考える受験で最も大切なことです。

 

 

自信を失っている子は「落ちるのが嫌だ」ということを気にします。

 

私はもっと別のことを恐れます

 

「力を出し切らないまま受験を終えること」

 

です。

 

 

まして、その状況で合格なんてしてしまった子は不幸です。

 

なぜなら、力を出し切ることを「知らない」まま「何とかなった」という事実だけを持ってしまいます。

 

これは危険なんです。

 

受験というのは、人生でも数少ない「力を出し切らないといけないイベント」です。

 

みなに等しく機会があります。

 

その後、どの程度「差し迫った状況」になるのかは、人それぞれ。

 

だからこそ、数少ない機会をとらえて「努力できる自分を手に入れる」必要があるのです。

 

ここで手に入らないと、もしかすると一生「努力できない人」で終わる可能性すらあります。

 

 

では、逆はどうでしょう。

 

賢明に努力して。。。今までの自分では決してできなかった努力をした子。

 

万が一その子が受験で「不合格」となったとしても。。。

 

その後で挽回するチャンスなんて、それこそ無限です。

 

その子は「努力によって自分を育てる」ことを知っているからです。

 

 

 

塾人である私は、「受験の結果」にとことんこだわります。

 

それは責任ある職業人として当然です。

 

他方、生徒にとってはどうでしょうか。

 

「受験」は重要なイベントとは言え、長い人生の通過点に過ぎません。

 

だからこそ

 

受験を「合格・不合格」だけで見ることは、その子にとっては一面的な見方でしかないと思っています。

 

 

合格はさせる!

 

一生使える自信もそこで手に入れさせる!

 

 

それがつばめ学院が追いかける「受験」です。

 

 

お子さんが「強く自由に」育つためには

 

「合格」だけでは不十分なんです。

 

「合格」だけを求めると、弊害が生まれることすらあるんです。

 

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

 

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