つばめ学院の関口です。
当塾では「宿題忘れ」という言葉がありません。
「宿題未達」と呼んでいます。
なぜなら、毎週出している宿題を「うっかり忘れる」なんてあり得ないからです。
「忘れ」という言葉のうらには、「悪気はないんだけど」という意図が隠されているような気がしていやなんですね。
面倒だと思いながら、ずるずるとやらず。。。結局、間に合わせられなかった。
そういう「自分の弱さ」と向き合って、しっかり受け入れなさい。というメッセージを込めています。
そんなわけで、「宿題未達」の生徒に対する指導はしっかり厳しくやっております。
しかしながら
意外かもしれませんが、「宿題をやっていない」という事をごまかそうとする生徒に対して私が「厳しく」することは少ないのです。
(結構、意識して我慢します^^;)
それが、今日の本題。「隠しきれはしない」というお話です。
これまでの世の中と、今の世の中は大きく変わっていますよね。
その最たるものが、インターネットに代表される情報技術です。
いまや、良いものも悪いものも「隠しきれる情報なんてない」という前提で生きていった方が良いと思っています。
少なくとも、個人のレベルではそうですね。
「絶対に隠し切れない」を前提にした場合
「都合の悪いことを隠す」ことは自体を悪化させる事にしかならない。
そういう考え方を生徒には身に付けて欲しいのです。
最近のニュースを見れば、企業が「隠しきれなかった」事には事欠かないわけです。
話しの内容を知れば知るほど、、、「んなもん、隠し通せるかよ」と言いたくなるものばかり。
都合の悪いことは、早めに出して、事態の収集を全力で行う。
それが最も賢いやりかたなんだということを知って欲しいのです。
宿題をやって来なかったことは、絶対に見逃せない。
だから、時間無制限で居残りしてその日のうちにやりきってもらいます。
ごまかそうとしたことが発覚した場合には、ペナルティを課して、やりきってもらう。
厳しく叱る必要はないと思っています。
ただ、いつも一言沿えます
「俺から逃れられると思うなって。そこであがけば、余計に自分を追い込むことになってるって分かるだろ?はい、頑張って課題終わらすんだよ♪」
「都合の悪いことは隠せない」
この原則をきっちり刻んで生きていける子こそ、これからの時流にマッチすると思います。
「正直であれ」という道徳論ではなく、「隠せない」という現実論。
それが大切です。
少しずつ考え方が浸透してきているのかもしれません。
たまに授業前に生徒が来て言うことがあります。
「先生、すいません!!宿題が1ページ終わっていません。この授業が終わり次第、とりかかって提出でも良いですか}
「ホントはダメだけど、ちゃんと言ったからよい。しっかり丁寧にやって提出しろよ」
そんなやり取りをすることがあります。
隠してはいけない
謝るだけでも不十分
しっかり、自分の中で完結させたうえで報告に来られる子は、必ず世に出てからも「失敗を次に活かせる」人になると考えています。
これからは、「次に活かせる失敗」をたくさん経験できる人間が強く自由に生きていける社会になると確信しています。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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